今更ながらHuawei MediaPad M5 lite 8インチモデルを購入>満足 *追記:ペンタブとしては上手く機能しない


久々にタブレットが欲しくなって、色々探して購入して、満足したという話。タブレットの性能や細かいところの話より、欲しかった理由や、私の使い方中心のレビューとなっている。


もくじ

購入に至った経緯
開封
スペックと本体の紹介
一応ケースも買った
使ってみて
まとめ:安価で(読書や視聴には)性能十分、満足。

購入に至った経緯


・欲しかったのだ

タブレットが欲しかった。以前使用していたSony Tablet Sとか、Iriver ITQ701とか、Google Nexus 7とかはどれも安価で譲ったりしてしまい、それ以降特にタブレット欲は沸いていなかった。コロナ禍までは。

 

・料理とサポートデバイス

普段からテレワークをしている身であり、外に行くのは億劫な引き籠もり者であるが、コロナを受けて更に外出する機会が減った。代わりに増えたのは自宅で料理する機会だった。現在メイン機として使用しているHuawei P20Proでレシピを見ながら作ろうとも試みたが、画面消灯時間1分ほどに設定しているのですぐに画面が暗くなり、グルテンフリー小麦粉で覆われた指で指紋認証を試み失敗するなど、やりたい行為を上手くデバイスがサポートできていない感があって苛立っていた。消灯時間設定を料理の度に変更するなど面倒くさい。タブレットにもなるメインPC、Surface Goとか、それに置き換えられて棚にしまわれたままのSurface 3でやってみようかとも試みたが、あくまでもPCであるためのタブレットとしての操作性の低さに(慣れの問題もあるだろうが)諦めた。

・雑誌読み放題の甘い罠

それに加えて、加入で1000ポイントの甘い言葉につられて楽天マガジンに加入したこともある。年額プランなら税込み3960円で450誌(ムック含む)以上が読み放題。だって普通に一冊で1300円する雑誌がひと月330円で読めるってだけで凄いでしょ!(月額プランだと月税込み418円なので年額プランが断然お得だ)


更に、海外在住だと日本の雑誌を手に入れるのは難しく、ジャンルが極端に特化したコアな物欲にまみれた世界を読むことが懐かしく思ったのだ。だが、スマホからだと画面が小さすぎていちいちズームしないといけないし、パソコンからだとウェブブラウザ経由で読むこととなるが、海外からのアクセスができない問題があった。

・遅々として進まない語学学習

後は(フィンランドの国営放送)YLE Arenaでニュースを観たりしてフィンランド語の勉強をするにも良いかなと。スマホだと画面が小さいし、パソコンだと操作が煩雑で、サクッとババンッと気軽に観れるようなタブレットが欲しかったのだ。

・マルチデバイス、マルチタスキング

更に言うなればAndroidデバイスでマルチタスキングを行いたい時などもたまにあるのだが(何か特定のアプリを確認しながらメッセージを書くとか)、そのようなときにバックグラウンドのアプリが終了するなどの不安定さが伴うので、複数のデバイスがあればこれも解決するとの思いがあった。

あれ、複数のAndroidデバイスは持っているか。でもタブレットの大きな画面での情報量の多さと組み合わせてのマルチデバイス、マルチタスキングがやりたいのである。

・その他の欲望

絵とかも描ければ嬉しいが、まあSurface GoでもSurface 3でも結局そんなに描かなかったし…。 *追記:2本のペンを試したがろくに使えないのでこの用途には向かない。記事末の追記を参照のこと。

ゲームをする暇はそんなにないので別にいいかな。

映画やテレビ番組はテレビモニターに接続した古いゲーミングPCで観るのでこれも重要ではない点。

・予算とサイズでコレに決めた!

あまり大きな画面は持ち運びも面倒だし、そもそも予算はそんなに無いし。という訳で2万円というお手頃価格、8インチという程よい大きさのHuawei MediaPad M5 lite 8インチモデルを購入した。日本と海外のレビューも色々みたのだが、コストパフォーマンスの良さで人気のモデルのようだ。

 

Wifi版(RAM3GB、ROM32GB)とLTE版(RAM4GB、ROM64GB)が存在し、価格差は6000円程度。お金に余裕がなかったので安い方を購入。

なお名前が長くてわかりにくいが同じネーミングの「Huawei MediaPad M5 lite」には今回紹介している8インチモデルの他にも、より少しCPUの遅い10インチモデルもあるのでお気を付けあれ:



開封


こんな開封でした。


スペックと本体の紹介


画面サイズは1920 x 1200、283ppiの「高精細IPSディスプレイ」。

オクタコアのCPU、HUAWEI Kirin 710搭載(4 x 2.2 GHz + 4 x 1.7 GHz)。RAMは3GB。内部ストレージ32GB。OSはAndroid 9+EMUI 9.0。

バッテリーは5100mAhで、公称「10.6時間のビデオ再生と62時間の音楽再生」が可能とのこと。


カメラは背面に付いているのが約1300万画素 (AF)、インカメラは約800万画素 (FF)だそう。

サイズは公称約 122.2(W) × 204.2(H) × 8.2(D) mm、重さは310g。


操作系は画面右側に集中。その下の穴はスピーカーの穴かしらん。


底にもスピーカーの穴と思しき穴。micro USBポートは裏から見ると左端の方。個人的にはポートが寄った位置にある方が、ただ単に左右対称を意識して中央にあるよりも好きかも。


一応ケースも買った



素のままだとタブレットを落として画面を割ったりした過去があるので、適当な安いケースも購入して使用している。こんな派手なオレンジにした。ケースを付けると本体の薄さが失われるが背に腹はかえられない。

イギリスのアマゾンで購入した2つ折りのForefront Caesという会社のケースで、日本のアマゾンでは何故か価格が高騰している:


普通にこういう1000円台のもので事足りるだろう(し上のケースも英Amazonではその程度の値段だった。なお下のリンクのものは3つ折り):


タブレット自体の文句ではないし、購入したケースへの文句でもないのだが、何故かケースに縦長に角度を持ってタブレットを立たせることが可能なものがないのは残念。例えばInstagramのようなアプリは縦モードでしか使用ができないので、縦で置いて使用したいのだ。購入したケースは縦向きに立たせることも可能ではあるが、単に直立するだけなので見づらい。Amazonの電子ブックリーダーKindle向けに存在した「折り紙」カバーみたいな仕組みで縦置きも可能なものを誰か作れば良いのに。

こういうミニマルなTPUケースだけ付けて、タブレットスタンドを別途購入するのも手かもしれないが。



使ってみて

・料理:ブラウザでレシピ見るには十分(クックパッドのアプリはお勧めできない)


(タブレットの感想ではないが…)クックパッドはアプリを入れてみたものの、アプリよりもブラウザで見る方が早いし邪魔なポップアップ広告(クックパッドプレミアムの広告)も出ないし、横向き画面にも対応していないので結局ブラウザで見ている。

ケースが縦置きできないのが残念だが、キッチン周りの台にそのまま置いて使用している。どうせクッキング以外にも雑誌や本を読むために使うので画面消灯時間はマックスの10分にしている。

タブレットとは関係ない愚痴として:日本のレシピ系サイトは冒頭付近に材料や作り方が記してあって良いが、英語で書かれたサイトだと冒頭から読み物になっていてかなりの長文を読ませた後に肝心のレシピが載っていてスクロールせねばならずにうざったいところが多いね。

・読書:快適!(画面明るさは手動で設定する必要があるが


楽天マガジンでは『趣味の文具箱』などを読んでいる。微妙に上下に白枠があるのが勿体ない感じがするのだが(上画像参照)、ページの移動もとてもスムーズに行える。

ズームしない状態では文字は小さいが、私のスマホのメールもそのくらいのサイズで読んでいるので十分読める。ただ、ズームせずに読むには辛いサイズだと感じる人も少なくないだろう。そういう方は10インチ版を購入されると良いと思われる。もちろん楽天マガジンの方ではズームして読むこともできる(アプリの問題として、一度ズームしたらそのズーム率を次回ズームしたときに覚えていて欲しいが、これはタブレットの問題ではない)。

読書に関しては他にAmazon Kindleアプリも入れている。

ただ読書時画面に関しては照度センサーがないので、自動で画面の明るさが変更されないのが少々残念。

・語学学習

YLE Arenaのアプリも入れている。YLEは日本で言えばNHKで、テレビとラジオの放送があるのだが、アプリではどちらへもアクセスできる。ホーム画面に生ラジオ放送のウィジェットを設定して、朝生ラジオを聞きながら朝食を食べる(画面は消灯)様にしている。昼間も結局流しっぱなしであることが多いが、それでも時折雑誌を読んだりなどして使っても、バッテリーが夜まで持つ(現在午前0時だがまだバッテリーは39%残っている)。

・その他:音も良いし、YouTubeも綺麗に見える

音はHarman Kardonがチューニングを施しているそう。更にHuawei公式ウェブサイトによれば「デュアルスピーカーとデュアルパワーアンプ、HUAWEI Histen5.0オーディオテクノロジーを組み合わせることで、コンサートホールの臨場感を再現します」とのことで、音は意外に良い。

なのでオーディオブックのAudibleも入れている。(余談だが、実は私はAudibleがAmazonに取り込まれる前の,2016年からサービスを愛用している。日本では月額1500円で聴き放題のサービスだが、英米では毎月似たような金額を払い「クレジット」を入手し、オーディオブックをクレジットを使用するか現金で購入するかして聴くという仕組みになっている。クレジットでは支払金額よりも高い値段で販売されている本も入手可能なほか、無料のオーディオブックも提供されている。)

YouTubeは1080pでもスムーズに美しく表示される。


タブレットではゲームはしないつもりでいるが、スマホでは『Marvel Strike Force』というのを空いた時間にちょこちょこしているので試してみた。だが、これはこのタブレットでは微妙にカクツき感がある。スマホP20Proではカクツかないのであまりグラフィックヘビーなゲーム向けではないのかもしれない。




写真の質はカメラ性能を売りにしたスマホに負けてしまう。(写真はどちらも左がHuawei P20Pro、右がHuawei MediaPad M5 lite 8インチ)


まとめ:安価で(読書や視聴には)性能十分、満足。


2万円と比較的安価ながら読書や視聴は十分こなせる。求めていた性能は十分持っていて満足満足。

私の使用法では安い方のモデルで十分満足に使用できるが、もし6000円分予算に余裕があればストレージとメモリがより大きいLTE版を購入した方がより快適かもしれない。

  

2020年8月10日追記:ペンでお絵かきできないかなとまずは「MEKO」というタッチペンを購入するも、使うと線がカクカクして使い物にならず:



次にHUAWEI純正の「M5 lite 10」用の「HUAWEI M-Pen lite」を購入するも、「M5 lite 10」用であって今回レビューしているM5 lite 8インチモデルでは使用できなかった…



絵を描いたりしたい方はM-pen lite付属の10インチモデルを購入すると良いだろう:


 
Image courtesy of Source: Huawei

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