イギリスからやってきた個性あるムーンフェイズMAALS Watches「Jump Over The Moon」


Sponsored by MAALS Watches

今回はイギリスのマイクロブランドMAALS Watchesから、ユニークな腕時計Jump Over The Moon(略して「JOTM」)をご紹介しよう。

文字盤の逆三角形の切り込みから見えるダイヤルで時刻と月齢とを表示する、一風変わった腕時計。遊び心溢れるケース裏の絵にも注目だ。



MAALS - Jump Over The Moon




腕時計コレクターである兄弟により創設されたMAALS。20年のコレクター歴で培った審美眼で自らも腕時計を生み出そうというこの若い会社が最初に送り出すこととなるのが今回のJOTMだ。

イギリスでデザインされたこの腕時計のインスパイア元となったのは、イタリアンカーや70年代のクラシックな腕時計だという。この腕時計は昨年10月にKickstarterでクラウドファンディングを成功させている。

早速JOTMをレビューしていこう。JOTMはシルバー色とブラック色の2種類で展開されているが、今回は特別にその両方をレビューしていく。


開封



ケース裏にも刻印されているイギリスのアーティストOKSE氏が描いた絵が化粧箱の上を飾る。蓋はマグネットでピタリと止まる仕様。


中にはお礼状と共に黒い梱包材(化粧箱と同色で統一感がある)、そしてプチプチに包まれたJOTMがはいっている。


ケース



ケースは径が42mm。シルバー版が316Lステンレススチール製、ブラック版はPVD(物理蒸着)。


ドーム状の風防からケース、そしてラグへの傾斜も美しい。

風防はぷっくらした強化ミネラルガラスでできており、反射防止のARコーティングがなされている。ミネラルガラスはサファイアクリスタルと比較すれば細かい傷がつくこともあるが、サファイアクリスタルと異なり傷は研磨して取り除くこともできるという点で優れている。


コインエッジのついた竜頭、その頭にはMAALSのロゴである二つの横顔が刻印されている。


ケース裏にはイギリスのアーティストOKSE氏が描いた「Jump Over The Moon」、月を飛び越える宇宙飛行士の絵が刻印されている。ケース色がどちらのカラーでもしっかり綺麗に刻印されているのがわかるだろう。軽やかに月を飛ぶ遊び心のある絵柄が時計を腕から外したときに楽しめる。


ムーブメントはムーンフェイズ機能が付いたMiyotaのクオーツ式6P24。防水性能は5ATM。製造は香港。


文字盤



このJOTMで最も特徴的なのはなんと言っても文字盤だ。インスパイア元としてイタリアンカーと述べられているが、言われてみればアルファロメオの逆三角形のグリルを彷彿させなくもない顔立ちだ。

中心部から伸びる赤い針は秒針。中心から6時方向に向かって短く伸びる針は、そこにその他の表示があることを指し示す。


中心近くには5分おきの表記がなされた分ディスク。そしてその下にはより大きなフォントで時間ディスクが存在する。その更に下に見えるのは、ムーンフェイズディスク。ムーンフェイズは29.5日で半回転するディスクで、月の満ち欠けを示す。

分、時、月齢を示す部分がひとまとめに存在するのは面白い。人によっては一般的な針による時刻表示よりも、常に一定箇所に数字が現れているこのスタイルの方が時刻が読みやすいと感じる人も居るに違いない。


12時方向にはMAALSのマークである二つの横顔。文字盤には5秒間隔で60秒まで赤いバー状の印刷でインデックスがなされている。


文字盤右半分のサンダイヤル部分外周には1秒刻みで30までのインデックスもある。

文字盤は中央部分は中心から放射線状にヘアラインが伸びるサンダイヤル。秒針の少し先ぐらいの位置から外側に向かい傾斜があり、ドーム状の風防とマッチした形を作り出している。ブラック版でも同様の形状に中心部はサンダイヤル状となっているが、針やインデックス部分は灰色となっている。


ストラップ



ストラップは本革製で、長方形を描くように白い糸でスティッチがなされている。



分厚く頑丈なヴィンテージスタイルストラップ。幅は20mmとなっている。


16~17cmほどの私の手首周りサイズでは一番小さい設定にしても一回りストラップが大きい感じ。


バックルは「パネライ・スタイル」の316Lステンレススチール製で、どちらも本体ケース色と同色。MAALSのロゴも刻印されている。


まとめ




典型的な腕時計とは違う、独特な顔を持ったJump Over The Moon。

使用されているムーブメントMiyota 6P24は、ダイヤルが回転して月齢を示すムーンフェイズ機能が付いているほかは何の変哲も無い3針(時分秒針)なのだが、時分針もまたダイヤル式にするという独自の改造を加えているのは腕時計コレクターが作ったブランドならでは。

腕時計としての美しさも備えながらも、ディスク式にまとめられた時間表示+ムーンフェイズ、文字盤、そして遊び心溢れるケース裏の彫り込み、といったユニークな要素が詰め込まれ、価格はシルバー版、ブラック版どちらもそれぞれ国際送料無料で249ポンド(記事執筆時のレートで約3万6000円)となっている。なお腕時計にイギリス製のレザーポーチ付きのコンボパックは275ポンド(約4万円)で、こちらも送料無料。

購入はMAALS Watchesウェブサイトから可能で、12ヶ月の国際保証つき。なおウェブサイトを訪れた際に表示されるルーレット式のメーリングリスト登録画面内ポップアップから登録すると最大30%の割引となる可能性もあるので購入される意思がある場合は画面内ポップアップを閉じちゃわないように。


Source: MAALS Watches

(abcxyz)

コメント