日本語は下に記してあります。
Briefly in English
-Bad: Heavy.
-Good: Everything else.
I'm not a big-camera carrying kind of guy, and so far I have been using a small very light weight backpacks (which couldn't really store my main PC, Surface 3, very well). But this Peak Design's Everyday Backpack 20 is the best backpack I have ever tried. With a lot of useful functions, highly customizable internal space, storeable external straps, bag swinging - access from side mechanizm, big carrying handles (side handles are super useful).
Not sure if it's as comfortable as other Deuter backpacks I have in hot humid summer in Japan though, I am very glad I got Everyday Backpack 20.
Kickstarterで出資したPeak Design社のバックパック「Everyday Backpack 20」のレビュー。
これまでDeuterのスピードライト10(350g!)を日常使い用デイバッグとして、
Colemanのウルトラライトパック30(640g!)を旅行用にと使用し、
旅行時には大きなColemanに(Hoborollと)Deuterを入れ子状にして使っていた。小さいバックパックは日常使い用にと思っていたのだが、普段仕事にメインで使用しているSurface 3を出し入れしづらいという問題があった。これは、バックパック上部についた小さなポケットに物を入れると、バックパック内部上側に膨らみが生じるためであった。
Peak DesignのEveryday Backpackは基本的にはカメラバッグのような作りをしている。これまでカメラバッグやクラウドファンディング状のかっこいいカメラバッグに私は見向きしなかったのだが、これは違った。Peak Designはこれをカメラユーザー以外にも日常使いできるようなしくみにしている。それが、内部の仕分け部品が付け外し/可動可能になっていること。
(メカトロウィーゴだってささっと取り出せる)
これにより、中に入れるものの形状がどのようなものであっても適切な形にリュックの内部を変形させることが可能になっている。これは物が内部で移動することを防ぐことにもなる。
そして、バックパックを背負ったまま片側の腕だけ肩ベルトから外し、リュックを腹面にスライドさせて(0:50)バックパック横側から内部にアクセスすることが可能なのも便利だ。
このバッグには磁石が多用されており、上部のバッグ明け口の構造にも磁石が使われているし、内部に収納されたストラップ類などは磁石でバックパック本体の生地を閉じることでストラップが落ちることなく簡単にアクセスすることができるようになっている。サイドポケットも未使用時には平たくなるよう磁石で閉じる仕組み。
スーツケースの取っ手にバックパックをと貫通させる事ができたり(背中に当たる部分が2重になっており、その間を取っ手が貫通する)、盗難防止用機能の付いたジッパーの引き手、斬新な胸部ストラップ、上面のみならず両側面にも取っ手が付いている(これは超便利だ)、使用者の首や肩の大きさを問わずフィットするよう回転する肩ベルト接合部、Peak Designおなじみの取り外し式キーホルダーなど、非常に斬新なバックパックとなっている。
(これは付属品では無いが、キーホルダー部分はこういう構造のもの)
ただ、機能性や質感は申し分ないEveryday Backpackだが、機能重視が災いしてか重さは1542g。DeuterとColemanを足して1.5倍した程度の重さだ。
残念なのは反射材が背負った時に背面下部にしか無いこと。秋以降非常に暗いフィンランドでは、リフレクターがついていることは非常に重要なので、リフレクターをあとでひっつけなければならない。
夏使いに関しては、出資者向けのライブ質疑応答で「30度以上の気候で使うのだが快適か?」という質問に対してPeak Design側は(うろ覚えだが)「あなたの持っているバックパックよりも快適です」と言った内容のことを述べ、製品に対して自信満々ながらも直接の回答を避けたことが気になる。背面にはEVAフォームが使われており、背中との接点が背骨の両側を縦方向のライン(3:20)になるようになっているが、これは多分DeuterのAircontact TrailやAircomfort Futuraなどの優れた排熱システムとは比較できないであろうし、その回答もこの製品が重きをおいた点はそこではない(が一応は考えている)ということを表すものだったのだろう。
これまでColemanの30Lの内部にHoboroll(21.8L)と10LのDeuterを入れていたことを考えると、20LのEveryday BackpackにHoborollを外付けした状態でも十分使い物になるかも。(前回の旅行時にもColeman内にHoboroll+Deuter10Lを入れていったが、結局Deuterは使うことなく、デイバッグとしてはNotabagを使った。)
Everyday Backpack背面下部から出てくるコンプレッションストラップでHoborollを合体させることも。 Two of my favorite Kickstarter projects goes well together.
(袋を開けるところ。赤い紐を引っ張るとプツプツーっと開く。)
輸送用の袋を開けるところから楽しい経験で、細部まで考え抜かれたバックパックの良さ。そしてその逆にどれだけ大手のバックパック会社がバックパックの使用に関して既存の考え方から抜け切れていないのかも垣間見れた気がした。この製品から得られた全体的な満足感はYOLKのSolar Paperにも似ている。
だが唯一気がかりなのはその重さである。この利便性の高さと、この重さを天秤にかけることになるのはもっとこれを使用してから。どれだけ重さに自分が我慢できるか、重さよりも利便性の良さを感じることができるかどうかがこれが日常使いバッグになるかどうかの決め手になりそうだ(自分にとっては)。1542gという重さがそこまで気にならない方にはきっと満足できるバックパックになるんじゃないかと思う。
(abcxyz)
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