主にブログb00t's noteb00k!のGPD関連の投稿に影響されて購入してしまった…
購入元はGPD公式サイトの「Buy online」ページからリンクされているスペインのMicomputerから。私の住んでいるフィンランドでは輸入品の税金申告を自分でやるのは使いにくい税金支払いサイト(や郵便局Postiの適当な仕事ぶり)も相まってめんどくさいので、そこら辺も価格にすでに付加されているこのサイトを選んだ。(日本にいる方なら普通に日本円で買えるサイトを使ったほうが安い。)
Windows XPでほぼこのサイズのものは工人舎PM(写真左)をすでに持っているのだが、GPD Winは現在メインで使っているSurface 3と同じAtom Z8700を積んでいてRAMも4GBと同じ。
GPD Winプロジェクト自体は資金募集中に知っていたのだが、プロジェクトページの「絵に描いた餅」のような画像ばかりの説明に怪しさを感じたことと、その時点ですでにLattePandaに出資していたことも相まって手を出さなかった。あと、IndieGoGoは個人の経験から言わせてもらえばバックレるプロジェクトに当たる率がKickstarterよりも高いこともあってあまり高額なものには手を出したくないのもあった。これはどのクラウドファンディングプロジェクトにも言えることだが、出資した金額を失う(もしくは当初予定されていた期間内にその見返りを手に入れること)覚悟がなければクラウドファンディングには手を出さない方がいい。プロジェクトの行方をずっと追って、今回のように一般販売されてから手に入れるほうが、失敗の際のリスクや失敗の要因が多くなる高額製品の場合確実だろう。
(右下がPalm Centro、左下はこのBluetoothキーボード)
キーボードは多くのサイトで打ちにくいというレビューを見て恐れていたが、「思ったよりは」打ちづらくない、というのが正直なところ。もちろん工人舎PMのほうがGPD Winとほぼ同サイズの筐体にびっしりキーが詰まっているので打面一つ一つも大きく、打ちやすくはある(工人舎PMの方は特殊な配列だったりしてなれるのに時間が掛かったし、結局余り使う機会もなかったが、常に仕事環境を整えている予備機として海外に持って出かけていた)。でも愛しのPalm Centroよりもキーはでかいし、HTC ChaChaほどキーを押すときのプチプチ感も無いが、適度な押し込み感もある。
とは言え仕事でこのキー入力が使いものになるかはまだ不明なところ。
ちなみに、b00tさんのブログ投稿「GPD WINレビュー1:雑感」に感化されてGoogle IMEでAZIK入力方式を試しているところ。メインPCでもこの入力方式を使いだした。日本語入力時にはキー入力数が少なくなるので、慣れれば入力が早くなるかも。
一応ゲーム用途向けに作られた面もあるGPD Winだが、自分はそこまでこれでゲームをするつもりは無い。なのでキーボードを小さくする要因となっているゲーム用スティックやXYBAキーは邪魔だと思っていた。しかしパソコンはキーを打つことだけがポイントではない。そしてポインタを動かすのにこのゲーム用スティックは非常に便利だということが嬉しい喜びだった。右スティックはポインタ移動、YAXBは上下左右矢印キー、左スティックは(上下のみのようではあるが)スクロール、十字キーはWASD(それぞれの文字キー、FPS用だろう)に割り当てられており、両手でGPD Winを持ったときにこれらを使用して操作するのはなんとも使い勝手が良かった。ポインタを早く動かしたい場合はタッチスクリーンとなっているので画面を触ればいいし、左右クリックもGPD Winを掴んだ際に左右の人差し指が来る位置(L1,L2、R1,R2)にボタンが有る。キー打面こそ大きかったものの工人舎PMを余り使うことがなかったのは、ひとつにはこの操作のしやすさが欠けていたことにあった。画面はタッチパネルであったが(静電容量式ではなくタッチペン付属の画面を押すタイプ)、タッチする以外にマウスポインタを動かす方法は初期設定では存在せず、何かソフトを使って上下左右キーを使ってマウスポインタを操作するようなことをしないといけなかったのだ。
スリープ中に電源が落ちてしまう問題は私の個体でも発生したので「GPD WIN小ネタ:スリープ復帰問題」を参照にBIOSをいじって対処したところ再発はしていない。
キーボード右側のL3 R3、Select、Start、Xboxマークなどのキーは今のところ使っていないので、これもb00tさんのブログ投稿「GPD WIN小ネタ:JoyToKeyで自由自在」を参考にJoyToKeyでアレンジしてみようかと考え中。
なぜか付いてきたヘッドホンはiPhoneのもののよう。
トバログのGPD Winに関する記述では「ブロガーに便利そう」とのことだが、自分のブログの仕方からすると、ブログをするには手元にあるガジェットを撮影するカメラが付いて居ないことが残念。(例えば、この記事はSurface 3で書きながらSurface 3内蔵カメラで書いている。必要とあらば動画も撮れるので便利。)
なお、GPD Winにはカメラは付いていないものの、マイクはついているので、録音とか音声入力/音声で文字入力とかはできる。
本体下面には「Shenzhen GPD Technology」とある。深セン市からもっとこういうガジェット好きの夢を叶えてくれる製品がどんどん出てくることに期待。
(abcxyz)
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