長いこと待ったがようやく来たので感想を。
今年1月に少し紹介した「CreoPop」。「3D Doodler 2.0」と迷った末に結局熱くも臭くもならないUV硬化インクを使うCreoPopを注文していた。もともとはIndieGoGoプロジェクトである。
特徴としては、他のプラスチックを熱で溶かして固める3Dペンと違い、UVで硬化するインクを用いていること。それによりペン先が厚くなることもなく、プラスチックが溶ける匂いもしないこと、そしてコードレスなことが挙げられる。他にも特筆すべき点として、インクの種類が多様なことも挙げられる。磁石の入ったインクや電気を通すインク、温度によって色が変わるものや暗いところで光るもの、ボディーペイント用のものや匂いのするものもある。
開封するとこんな感じ。本体、インク、説明書に充電用のminiUSB-USBケーブル、ドローイングマットまでついてきた。
miniUSBか…
インクは真空パックに入っており、一つのカートリッジで14メートル分描けるそうだ。ペン先はシリコン製で、太さや幅の違う3種類が入っていた。
インクカートリッジの後ろ側に色やタイプを識別するシールが貼ってある。
ペン後部に電源ボタンとスピード変更ボタン、そしてペン先にはインクを出すときとかに押すボタン。
普通に描くモードの他に、インク垂れ流しモード(LEDをつけずにインクだけペン先から出す)や、LEDだけ点くモード(インクの硬化だけに使うときに使用)もある。
インクを出すボタンを押すと、中のモーターが回転して(たぶんインクを押し出している)、ペン先からインクがニョロっと出てくるとともに、ペン先についたLEDが3つ点灯する。一番遅いスピード1でもペン先から出て数ミリ進んだあたりで固まる感じ。
オレンジのインクを出しているが、結構強烈な青色LEDなので手元一帯が青色に染まり、何色の何があるのかさっぱりわかんなくなる。
気になった点としては:
・金属的な見た目で重そうだが、思うより重くない
・ペン後部にモーターやバッテリーが集中しているため後部が重い
・インクを出すためのボタンがペンの先にありすぎるため、前述の点と相まってバランスがとりにくい
・緻密なものを作りたい場合はインクスピードは1しか使えない(他の速度だとインクのでは早くとも硬化が追い付かない。太いペン先だと1でも早すぎるくらい)
・描き終わり時にLEDが先に止まって、インクがちょっと出続けてしまう
・インクカートリッジは本体を開けないとどの色か確認するすべがない
・コードレスだというのは素晴らしい!(コードが付いた3Dペンなんて使い物になるのだろうか!?)
・miniUSB…
・「熱くもなく安全」だが目に痛い(比喩)青色LED(ランプ類の光生物学的安全性を評価するIEC 62471:2006スタンダードでは、光生物学的危険なしの「exempt」となっている)
私は3Dペンを使うのはこれが初めてだし、他社の(プラスチックを解かす系の)製品を使ったことはない。しいて言うならホットグルーガンで似たような試みをしたことがある程度だ。そもそも私は絵を描いたり彫刻をしたりもするので、3Dペンは新たな制作手段として興味を持っていたのだが、私が思い描いたような「スラスラと空に立体的に描けるもの」というものにはまだちょっと遠い感じがした。ただそれでもホットグルーガン以上に描きやすく、臭わず、やけどもしない、コードレスのペンで、三次元的に描写が可能な道具としては非常に面白く、いろいろな可能性を秘めていると思う。
ひとまず最初の感想は以上とする。ただ創作の道具の多くについて言えることだが、それと共に時間を過ごしていくことで道具に対する考え方も変わるもの。もっと時間をかけてからまた感想を描くかもしれない。
(abcxyz)
今年1月に少し紹介した「CreoPop」。「3D Doodler 2.0」と迷った末に結局熱くも臭くもならないUV硬化インクを使うCreoPopを注文していた。もともとはIndieGoGoプロジェクトである。
特徴としては、他のプラスチックを熱で溶かして固める3Dペンと違い、UVで硬化するインクを用いていること。それによりペン先が厚くなることもなく、プラスチックが溶ける匂いもしないこと、そしてコードレスなことが挙げられる。他にも特筆すべき点として、インクの種類が多様なことも挙げられる。磁石の入ったインクや電気を通すインク、温度によって色が変わるものや暗いところで光るもの、ボディーペイント用のものや匂いのするものもある。
開封するとこんな感じ。本体、インク、説明書に充電用のminiUSB-USBケーブル、ドローイングマットまでついてきた。
miniUSBか…
インクは真空パックに入っており、一つのカートリッジで14メートル分描けるそうだ。ペン先はシリコン製で、太さや幅の違う3種類が入っていた。
インクカートリッジの後ろ側に色やタイプを識別するシールが貼ってある。
ペン後部に電源ボタンとスピード変更ボタン、そしてペン先にはインクを出すときとかに押すボタン。
普通に描くモードの他に、インク垂れ流しモード(LEDをつけずにインクだけペン先から出す)や、LEDだけ点くモード(インクの硬化だけに使うときに使用)もある。
インクを出すボタンを押すと、中のモーターが回転して(たぶんインクを押し出している)、ペン先からインクがニョロっと出てくるとともに、ペン先についたLEDが3つ点灯する。一番遅いスピード1でもペン先から出て数ミリ進んだあたりで固まる感じ。
オレンジのインクを出しているが、結構強烈な青色LEDなので手元一帯が青色に染まり、何色の何があるのかさっぱりわかんなくなる。
気になった点としては:
・金属的な見た目で重そうだが、思うより重くない
・ペン後部にモーターやバッテリーが集中しているため後部が重い
・インクを出すためのボタンがペンの先にありすぎるため、前述の点と相まってバランスがとりにくい
・緻密なものを作りたい場合はインクスピードは1しか使えない(他の速度だとインクのでは早くとも硬化が追い付かない。太いペン先だと1でも早すぎるくらい)
・描き終わり時にLEDが先に止まって、インクがちょっと出続けてしまう
・インクカートリッジは本体を開けないとどの色か確認するすべがない
・コードレスだというのは素晴らしい!(コードが付いた3Dペンなんて使い物になるのだろうか!?)
・miniUSB…
・「熱くもなく安全」だが目に痛い(比喩)青色LED(ランプ類の光生物学的安全性を評価するIEC 62471:2006スタンダードでは、光生物学的危険なしの「exempt」となっている)
私は3Dペンを使うのはこれが初めてだし、他社の(プラスチックを解かす系の)製品を使ったことはない。しいて言うならホットグルーガンで似たような試みをしたことがある程度だ。そもそも私は絵を描いたり彫刻をしたりもするので、3Dペンは新たな制作手段として興味を持っていたのだが、私が思い描いたような「スラスラと空に立体的に描けるもの」というものにはまだちょっと遠い感じがした。ただそれでもホットグルーガン以上に描きやすく、臭わず、やけどもしない、コードレスのペンで、三次元的に描写が可能な道具としては非常に面白く、いろいろな可能性を秘めていると思う。
ひとまず最初の感想は以上とする。ただ創作の道具の多くについて言えることだが、それと共に時間を過ごしていくことで道具に対する考え方も変わるもの。もっと時間をかけてからまた感想を描くかもしれない。
(abcxyz)
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