先日の「音声入力対応アプリの登場で利便性が増したPebble Time、音声対応アプリレビュー」の記事でサラリとご紹介したPebble Time用アプリ「TRANSLATE (VOX POPULI)」。
アプリでは「Spoken Language」と「Desired Language」を設定し、音声で入力した言語をまずはテキストで表示、それからDesired Languageへと翻訳する。とはその記事中にも記したが、どの言語も英語として認識されてしまった。これについてPebble Time Androidアプリ内からこのアプリの製作者に連絡「Contact developer」したところ、作者のMathew Reissさんから返事が来た。
それによれば、現在のところアプリ側ではスマホのPebble Timeアプリで選択した言語からしか翻訳できないのだという。Pebbleがそれをサードパーティー開発者にも使えるようにしてくれたらと願っている、とも記されていた。
との事なので、Pebble Timeスマホアプリの「Voice Settings」で設定してある音声認識言語から、他の様々な言語には翻訳できるということか。
なるほど、「Spoken Language」を「Detect」のままにして…
「Desired Language」を「Finnish」(フィンランド語)にすると…
この画面が出るから「Select」ボタンを押してやり、次画面で音声入力すると…
聴き取られた音声情報がスマホアプリの「Voice Settings」の設定言語(この場合英語)で文字に起こされ…「Welcome home」
「Desired Language」で選択した言語になって出てくる!(でも「Tervetuloa home」ってのは変な翻訳で、ほんとなら「Tervetuloa kotiin」になるべき。)
今度は「Shipping address」と音声入力して試してみた。すると「Toimitusosoite」と正しい翻訳が表示された。
長文を入力すると、「Spoken Language」確認画面では下にスクロールして確認できるが…
翻訳文章は残念ながら長く出てきてもスクロールできない。
まだフィンランド語は学んでいる途中な私は、フィンランドの友達との会話でも英語を多く使うのだが、「ほら、あの英単語、フィンランド語でなんて言うっけ?」なんていう状況もよくあるのでそういった時には使えるかもしれない。
Pebble Timeスマホアプリの音声設定はフィンランド語にも対応していて、フィンランド語でFacebookメッセージに返信したりもできるのだが、前回紹介した音声入力対応アプリの多くは英語やドイツ語はサポートしていても、世界的に見れば600万人くらいしか使用していないマイナーな言語であるフィンランド語はサポートされていない。音声設定をフィンランド語にすることで「フィンランド語」から「他の言語」の辞書としても使えるが、いちいち英語からフィンランド語にスマホ側アプリの設定を変更するのは面倒だ。
作者のReissさんの言うとおり、せっかくの音声認識機能をサードパーティー開発者が自由に使えるようになる日が近いといいが(そうでないならPebble公式が音声機能を使った便利なアプリを出してくれるとかね)。また、中国語の表記に関してはPebbleが公式対応しているし、日本語表記はCryingnekoさんの言語パックで可能になったが、どちらの言語に関しても音声は未対応となっているので、音声も早いところ公式が対応してくれればと願いたい。
(abcxyz)
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