Kickstarter携帯発電機「kraftwerk」 VS ドイツの音楽グループ「Kraftwerk」裁判に勝利したのは…?

自分も資金提供しちゃった微小管金属燃料電池の反応で発電する携帯型発電機「kraftwerk」。Kickstarterでの資金集めの方は無事に目標金額の305%である約153万ドル(約1.8億円)を集めることができたのだが、暫く前の支援者限定プロジェクトアップデートから裁判沙汰の話が書かれるようになっていた。

それによれば(多分多くの人には予想できただろうが)かの有名なドイツの音楽グループ「Kraftwerk」が、名前絡みでハンブルグの裁判所でkraftwerk(携帯発電機)訴えられたということであった。Kraftwerk(バンド)のリーダーであるRalf Hütterにより訴訟されたとのことで、ドキドキ見守っていたのだが…

今回のアップデートで、ハンブルグの裁判所はこのデバイスがドイツ語の単語「kraftwerk」(発電所)を使用してもよいとの判決を下さいたそうだ。

Kraftwerk(バンド)とそのファンには嬉しくないニュースかも知れないが、kraftwerk(携帯発電機)にとっては別の名前に変える必要がなくてめでたしめでたしだ。ただプロジェクト自体はアメリカのものなので、こうなることを狙ったフシもあったんだろうな。とりあえずKraftwerk(バンド)から「The Model」をどうぞ。





過去には「Memoto」としてKickstarterでプロジェクトをはじめて資金調達を済ませたライフログ・ウェアラブル・カメラのプロジェクトが、その名称はすでになにか別のものに使用されているからと「Narrative」に変えないといけなかった例もあった。実際に資金調達が可能かどうかもはっきりわからぬまま始めるクラウドファンドでの資金調達には、資金を調達できたその後に待ち受けるこういう名称(とか著作権とか特許とか)に関する問題をよくよく考えることのできぬまま始めちゃうものも少なくないのだろう。


(abcxyz)

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