(記事中の写真は全てNokia Lumia 930で撮影した)
私は元々写真撮影は苦手なのだが、撮影技術ではなく、カメラその物の能力である程度それをカバーできると思っている。そんな私でもある程度まともな写真が撮れるカメラが欲しいと、知り合いの写真家に頼んで選んでもらったのがリコーのGR Digital IIIなのだが、以前書いたグリップ剥離問題や、その大きさが理由で、持ち歩くのも、使用するのも、億劫になっていた。SDカードに保存された写真を共有するのも(Eye-fiとかは便利そうだと思うが)、面倒だし手軽に気軽に中々の写真が撮りたいのだが。
そんななかで、Nokia Lumiaのエントリーモデル、2万円程度で購入可能なNokia Lumia 620は、3万円以上するFairphoneよりも(ズームして見れば画質は620の方が低いものの)美しく見える写真を撮ることができた。これはカメラに入ってくる光の情報をどう処理しているかで違いが出ているとかだろう。この620のやり方は私の好みだったため、次にカメラ代わりに買うのはNokiaのスマホと決めていた。
(これは620の後継機630)
PDF秘宝館さんが「Lumia 920のレンズがぐりぐり動いてます」という投稿内で動画と共に紹介されていたのと同じく、930も物理的な手ブレ防止機能がついているようで、カメラがグリグリ動く。でも写真撮影画面で、画面がカメラの動きと少しずれてヌルヌルと動くのは最初ちょっと気持ち悪かった。
カメラアプリは、Nokia CameraとCameraのふたつ。このうちNokia Cameraが本体カメラボタンを押した時に初期状態で起動するようになっている。カメラボタンは、軽く押すとフォーカス、押し込むと撮影。
Nokia Cameraはシンプルといえばシンプルだが、セルフィー/自撮りをしたい場合にはメニューをいちいち表示させないとフロント/バックカメラの切り替えができない。一方のCameraアプリはもっとわかりやすいシンプルさで、カメラ切り替えも撮影画面から直接可能。
ただ、 Nokia Lumia 930で出来るクールな撮影機能はCameraアプリでは使えない。
以下 Nokia Cameraのクールな機能の説明。
Nokia Cameraの設定にはLiving Imagesというものがある。Living Images をオンにすれば(最初はオフになってた)、映画『ブレードランナー』の中に出てきたシーンのように、「写真が撮影された瞬間がしばしの間蘇る」感じにすることができる。これがなかなか素敵で、「ああ、これきっと何年か何十年かしてから見たら懐かしくて涙ぐみそうだな」なんて思ってしまった。
写真撮影時に焦点を合わせる際 Focus Assist Light と言う機能が初期状態でオンになっている。オンだと毎回フォーカス時にフラッシュが焚かれる。実際の撮影時にはフラッシュが焚かれない場合にも焚かれるのだ。 Living Imagesもオンになっている場合は、写真が動き出す時にはフラッシュが焚かれた写真が一瞬見えるが、実際の写真はフラッシュが焚かれていないものとなる。これはAutoに設定することも可能で、Autoだと多分明るさとかそういうので焦点を定めづらい時にのみフラッシュが焚かれるんじゃないだろうか。この機能はオフにすることも可能である。このふたつの機能を組み合わせると、現状ではあまり意味をなさないようにも感じられるが、時期アップデートで可能になるRich Captureという撮影機能ではこのふたつがあってこそ可能になる機能が存在する。それについては後述する。
Living Imagesで撮られた動く写真部分は.mp4.thmと.mp4.tnlというファイルに入っているようだ。mp4ということなので動く写真=動画か。
薄暗い景色の撮影時にはISO設定がAutoだとうまい具合に自動に設定してくれないようで、Nokia Lumia 930のスクリーン上で撮影画面でノイズが強く見えることがある、とかいう報告があるが、これはISOの設定を手動で800とか400に設定すれば直ると言う報告もある。
一応ISOをオート(プロパティみるとISO 1250)で撮った写真、ISO 400、ISO 100で撮った場合。どの場合も、撮影時画面はノイズが酷く、Living Picturesでは最初の動く画ではノイズが多い。
今年第4四半期は、Denimというアップデートが予定されている(たぶんこのNokia Cameraが「Lumia Camera」と名称変更される)。WPCentralによれば、このアップデートにより、様々な改善がなされるらしい。撮影画面からフロント/バックカメラの切り替えできるなんて、至極当然な改善もなされるほかにも、やっぱりあって然るべきHDRにもようやく対応する他、前述のLiving Imagesと Focus Assist Light機能の進化版というか、それら機能の応用版の機能「Rich Capture」が追加される。WPCentralの記事によれば:
・Rich CaptureがオンでフラッシュがオフだとHDR撮影され、撮影後HDRの度合いをスライダーで自由に調節できる。
・Rich Captureがオンでフラッシュもオンだと、フラッシュなしの写真とフラッシュありの写真が撮影され、スライダーでフラッシュの度合いを調整できる。
・Rich Captureがオンでフラッシュがオフの第3のモード。こちらは露出を短い状態と長い状態で撮影してスライダーで調節できるもののようだ。
9月に行われたマイクロソフトのプレスカンファレンスで撮影された動画を見てみよう:
動画内ではRich Capture+フラッシュの写真、Rich Capture+フラッシュ無し=HDRモードの写真の場合でスライダー調整している。HDRでの解説では「写真を3枚撮影している」と言っている。多分フラッシュありの撮影でもフラッシュ無し/フラッシュ小さめ?/フラッシュ有りの3枚撮影してるんじゃないだろうか。Rich Capture+フラッシュ無しの「第3のモード」に関しては「露出を短い状態と長い状態で撮影」し、「難しい明かりが乏しい状況下でもシャープな写真が撮れる」などと言及されるだけで見せてはくれていない。また、このRich Captureモードは、これまでの「オート/夜景/スポーツ」という撮影状況モード選択を置き換える、より「インテリジェント」なモードだそうだ。
このRich Captureがとても楽しみで、これがNokia Lumia 930購入の決め手ともなった。
姉妹ブログ『空耳フィンランド語!』の投稿「フィンランドはもうクリスマスの準備をはじめたみたい」でもNokia Lumia 930を使って撮った写真を使用している。
私は元々写真撮影は苦手なのだが、撮影技術ではなく、カメラその物の能力である程度それをカバーできると思っている。そんな私でもある程度まともな写真が撮れるカメラが欲しいと、知り合いの写真家に頼んで選んでもらったのがリコーのGR Digital IIIなのだが、以前書いたグリップ剥離問題や、その大きさが理由で、持ち歩くのも、使用するのも、億劫になっていた。SDカードに保存された写真を共有するのも(Eye-fiとかは便利そうだと思うが)、面倒だし手軽に気軽に中々の写真が撮りたいのだが。
そんななかで、Nokia Lumiaのエントリーモデル、2万円程度で購入可能なNokia Lumia 620は、3万円以上するFairphoneよりも(ズームして見れば画質は620の方が低いものの)美しく見える写真を撮ることができた。これはカメラに入ってくる光の情報をどう処理しているかで違いが出ているとかだろう。この620のやり方は私の好みだったため、次にカメラ代わりに買うのはNokiaのスマホと決めていた。
(これは620の後継機630)
PDF秘宝館さんが「Lumia 920のレンズがぐりぐり動いてます」という投稿内で動画と共に紹介されていたのと同じく、930も物理的な手ブレ防止機能がついているようで、カメラがグリグリ動く。でも写真撮影画面で、画面がカメラの動きと少しずれてヌルヌルと動くのは最初ちょっと気持ち悪かった。
カメラアプリは、Nokia CameraとCameraのふたつ。このうちNokia Cameraが本体カメラボタンを押した時に初期状態で起動するようになっている。カメラボタンは、軽く押すとフォーカス、押し込むと撮影。
Nokia Cameraはシンプルといえばシンプルだが、セルフィー/自撮りをしたい場合にはメニューをいちいち表示させないとフロント/バックカメラの切り替えができない。一方のCameraアプリはもっとわかりやすいシンプルさで、カメラ切り替えも撮影画面から直接可能。
ただ、 Nokia Lumia 930で出来るクールな撮影機能はCameraアプリでは使えない。
以下 Nokia Cameraのクールな機能の説明。
Nokia Cameraの設定にはLiving Imagesというものがある。Living Images をオンにすれば(最初はオフになってた)、映画『ブレードランナー』の中に出てきたシーンのように、「写真が撮影された瞬間がしばしの間蘇る」感じにすることができる。これがなかなか素敵で、「ああ、これきっと何年か何十年かしてから見たら懐かしくて涙ぐみそうだな」なんて思ってしまった。
写真撮影時に焦点を合わせる際 Focus Assist Light と言う機能が初期状態でオンになっている。オンだと毎回フォーカス時にフラッシュが焚かれる。実際の撮影時にはフラッシュが焚かれない場合にも焚かれるのだ。 Living Imagesもオンになっている場合は、写真が動き出す時にはフラッシュが焚かれた写真が一瞬見えるが、実際の写真はフラッシュが焚かれていないものとなる。これはAutoに設定することも可能で、Autoだと多分明るさとかそういうので焦点を定めづらい時にのみフラッシュが焚かれるんじゃないだろうか。この機能はオフにすることも可能である。このふたつの機能を組み合わせると、現状ではあまり意味をなさないようにも感じられるが、時期アップデートで可能になるRich Captureという撮影機能ではこのふたつがあってこそ可能になる機能が存在する。それについては後述する。
Living Imagesで撮られた動く写真部分は.mp4.thmと.mp4.tnlというファイルに入っているようだ。mp4ということなので動く写真=動画か。
薄暗い景色の撮影時にはISO設定がAutoだとうまい具合に自動に設定してくれないようで、Nokia Lumia 930のスクリーン上で撮影画面でノイズが強く見えることがある、とかいう報告があるが、これはISOの設定を手動で800とか400に設定すれば直ると言う報告もある。
一応ISOをオート(プロパティみるとISO 1250)で撮った写真、ISO 400、ISO 100で撮った場合。どの場合も、撮影時画面はノイズが酷く、Living Picturesでは最初の動く画ではノイズが多い。
今年第4四半期は、Denimというアップデートが予定されている(たぶんこのNokia Cameraが「Lumia Camera」と名称変更される)。WPCentralによれば、このアップデートにより、様々な改善がなされるらしい。撮影画面からフロント/バックカメラの切り替えできるなんて、至極当然な改善もなされるほかにも、やっぱりあって然るべきHDRにもようやく対応する他、前述のLiving Imagesと Focus Assist Light機能の進化版というか、それら機能の応用版の機能「Rich Capture」が追加される。WPCentralの記事によれば:
・Rich CaptureがオンでフラッシュがオフだとHDR撮影され、撮影後HDRの度合いをスライダーで自由に調節できる。
・Rich Captureがオンでフラッシュもオンだと、フラッシュなしの写真とフラッシュありの写真が撮影され、スライダーでフラッシュの度合いを調整できる。
・Rich Captureがオンでフラッシュがオフの第3のモード。こちらは露出を短い状態と長い状態で撮影してスライダーで調節できるもののようだ。
9月に行われたマイクロソフトのプレスカンファレンスで撮影された動画を見てみよう:
動画内ではRich Capture+フラッシュの写真、Rich Capture+フラッシュ無し=HDRモードの写真の場合でスライダー調整している。HDRでの解説では「写真を3枚撮影している」と言っている。多分フラッシュありの撮影でもフラッシュ無し/フラッシュ小さめ?/フラッシュ有りの3枚撮影してるんじゃないだろうか。Rich Capture+フラッシュ無しの「第3のモード」に関しては「露出を短い状態と長い状態で撮影」し、「難しい明かりが乏しい状況下でもシャープな写真が撮れる」などと言及されるだけで見せてはくれていない。また、このRich Captureモードは、これまでの「オート/夜景/スポーツ」という撮影状況モード選択を置き換える、より「インテリジェント」なモードだそうだ。
このRich Captureがとても楽しみで、これがNokia Lumia 930購入の決め手ともなった。
姉妹ブログ『空耳フィンランド語!』の投稿「フィンランドはもうクリスマスの準備をはじめたみたい」でもNokia Lumia 930を使って撮った写真を使用している。
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