フィンランドでデータ通信/インターネットを使うには


DNAの「DATAPREPAID」、そのまんまなネーミーングのデータプリペイドカードだ。

フィンランドのコンビニと言えるであろうキオスク「R-Kioski」に行けば購入可能。このキオスクは日本と違って駅の中にあるばかりではなく、(もちろん駅構内やその周辺には大概存在するが)街中に見かけることが出来る。

黄色いメインカラーに、青と白のストライプがR-Kioskiの目印だ

私が最初に訪れたR-Kioskiでは、初老の女性がレジを担当していて「プリペイド式の携帯電話の中に入れるSIMカードっていうやつで、音声用じゃなくてデータ用のものを探しているのですが」と尋ねても「そんなものはないわねえ」とのことだった。もしかしたら尋ね方がまずかったのかも(ただプリペイド式のデータ通信カード下さいといえばよかったかも?)しれないし、その女性が商品について知らなかったのかも、特定の店舗には置いていない可能性もあるので、他をあたって見ることに。通信会社の人に尋ねたらやっぱり「R-Kioskiで売ってるはずだよ」とのこと。別のR-Kioskiに行ってみた。

今度は若い女性店員。最初のところでしたのと同じく「プリペイド式の携帯電話の中に入れるSIMカードっていうやつで、音声用じゃなくてデータ用のものを探しているのですが」と尋ねると、今度はちゃんとソレらしき物を取り出してくれた。「音声通話はこれでは出来ないみたいですけどいいですか?」はいもちろんOKですとも。音声とデータを兼ねたプリペイドSIMがあれば常時携帯モバイルの数を3個(フィンランド国内通話用、日本-フィンランド通話用、データ通信用)から2個に減らせるだろうが、背に腹は代えられない。

カードには「10GT / 6KK」との表記(トップ画像参照)、これは「10GB」まで、もしくは「6ヶ月間」の間使えるという印のようだ。価格は24.90ユーロ、クレジットカードでの支払履歴を見ると「2435円」となっている。


どうやらこの状態から切り離してmicro-SIMカードにも出来るようだ。

Sony Ericsson Xperia Activeに入れて使ってみた。自動的にSIMカードが認識され、APNの設定も自動でなされる。なぜだかActive上でブラウザを開いても遅すぎてアクセスできず、ネット接続が必要なアプリでも使えないものもあった。だがテザリングしてやると、接続したPCや他のAndroidデバイスからは問題なく、そこまで遅いとは感じられないスピードでネットが使えるようになった。スピードに関してはこういう表記がある:

スピード
21/5.6M*
*デバイスでデュアルキャリアー機能を有効にする必要あり

24時間ピリオドでの平均スピード
0.4-15M
受信スピード
0.35-1.5M

4時間ピリオドでの平均スピード
0.35-10M
受信スピード
0.35-1.2M

私はこのプリペイドSIMを使い切っていないので詳細は不明だが、パッケージに入っていた説明書きによれば、「データ制限に達した場合は、自動的に追加でデータを購入可能なウェブサイトへと接続される」とのことだ。この場合「インターネットバンクの認証情報が必要」とか書いてあるのだが、日本のネットバンクから払えるかは疑問だ。

SIMロックフリーの電話が必要な場合は電気屋さんへ行こう。フィンランドの電気屋さんで販売されている携帯電話は多分すべてSIMロックフリーのものだが、心配ならば店員さんに聞いてみよう。また、確かヘルシンキ・ヴァンター国際空港内にもロックフリーの電話やSIMカードを販売しているお店があるはずなので、いきなり何の準備もせずにフィンランドに来ちゃっても問題は無いだろう。タブンネ。

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